最近の日本の社会問題とは?

これから考えなければいけない問題は?最近の日本の社会問題とは

Society5.0 科学博は、展示物を見ていく事で未来の日本に期待や希望を感じられるようになっています。ですが、逆にこれから・最近の日本の社会問題が気になるようになったという人も多いのではないでしょうか?社会問題をどれだけ解決できるかが未来の豊かさに繋がりますよね。
そこで今回は、最近の日本の社会問題について調査してみました。

最近の日本の社会問題とは?

最近の日本の社会問題・SDGsとは?

ここ数年で「SDGs(持続可能な開発目標)」というワードを耳にする機会が増えましたよね。
実際に、大手企業が調査した結果によると、SDGsの認識度はたった数年で倍以上に、50%以上の人が「SDGsの達成」や「社会問題の解決」に努めている企業の製品やサービスの購入・利用を前向きに検討していると答えています。
特に、10代と20代は、価格よりも社会全体を良くする事に繋がる製品・サービスを選びたいという人が増えているようです。
それだけ、日本には解決しなければいけない社会問題が多いという事なのかもしれません。

少子高齢社会

最も身近で最も早急に解決しなければいけない社会問題が「少子高齢社会」です。
最近だけではなく、10年以上前から日本は出生率が低下している「少子化」と、高齢者の割合が高まる「高齢化」が並行して進んでいます。
現在の日本は、65歳以上の割合が21%を超える「超高齢社会」に突入しています。
実は、最近の調査で日本の人口の約3割は65歳以上の高齢者だという事が判明しています。
少子高齢化が進むと、労働力の低下・病院や介護施設の不足、社会保障費の高騰といった様々な問題が生じます。
最近は、様々な地域で子育て支援や高齢者雇用の増加といった対策が行われていますが、それでも全然足りていないのが現状です。

地域に関する社会問題

少子高齢社会ばかりがスポットライトをあてられがちですが、最近は「地域に関する社会問題」も早急に解決しなくてはいけないと言われています。
東京や大阪といった日本の人口が集中する地域以外では、人口減少による「空き家」が増えています。
現在は、全国に800万戸以上の空き家が点在している事もわかっています。
誰も管理されない空き家が増えると倒壊や火災の原因になったり、防犯・衛生に関する様々な問題が生じます。
取り壊すにも費用がかかるため、空き家問題はなかなか解決していないのが現状です。

介護離職と老老介護

福祉に関する社会問題も最近の日本の課題の1つです。
仕事と介護を両立させる事ができず、介護に専念するために仕事を辞める「介護離職」が増えています。
介護を理由に退職をする人が年間で10万人にも上ると言われています。また、そのうちの8割が女性であるという結果も出ています。
今後、さらに介護離職は増加すると予測されている事から、厚生労働省では仕事と介護を両立できる「介護休業制度」といった支援を始めました。
また、高齢者高齢者の介護をしている「老老介護」も最近の日本の社会問題です。
2019年の厚生労働省の調査によると、介護する側とされる側の年齢がどちらも60歳を超える割合が約75%、65歳以上が約60%という驚きの数値となっています。
老老介護による高齢者の疲弊を抑えるための対策も考える必要があるという事です。

まとめ

最近の日本の社会問題を3つほどピックアップしましたが、たった3つだけでも解決に至るまでには長い時間がかかりそうですよね。
もちろん、すぐに解決できるのが一番ですが、まずは何よりも日本で暮らしている人が社会問題を把握する事が大切です。
より良い未来を迎えるために、個人でもできる事から考えて始めてみませんか?